【7日間のIELTSライティング講座】、第3回目の課題とトピックです。

紙とペン(パソコンがある方はパソコンでOK)を用意して、ぜひ実際に取り組んでみてください。

 

 

【第3回】課題とトピック

 

第3回目【課題】

課題A

Q.エッセイにおけるThesis Statement(主題)とは何か説明してください。また、IELTS Writing Task2の主題では、どんなことを書く必要がありますか?

 

課題B

Q1.以下のトピックでエッセイを書くことを想定して、主題を日本語で書いてみてください。

【トピック】医学の発展のために多くのラットが実験により犠牲になっています。ある人々は、動物実験は即刻禁止されるべきだと訴えています。あなたは、どのくらいこの考えに賛成ですか?反対ですか?

 

Q2.先ほど日本語で書いた主題を英語に訳してみてください。

 

 

第3回目【トピック】

移民は受け入れるべきか? vs 受け入れないべきか?

稀なトピックですが、IELTSを勉強していれば必ず出会うトピックでもあります。

移民を受け入れるメリットとデメリットはなんですか?や、移民を受け入れることで引き起こされる問題はなんですか?またどうすれば解決することができますか?という形で聞かれることが多いです。

もしくは、移民が生まれてしまう原因そのものを聞いてくる難しい質問もあります。これに対して、ぼくのアイディアをいくつか紹介して行きます。

 

まず初めに、移民を受け入れる最大のメリットは経済の拡大です。人が増えれば増えるほど物とお金のやりとりが増えますから、大量の移民を受け入れれば必然的に経済が活性化します。経済が活性化すれば、国は豊かになります。

その他にも、移民には労働力の確保という大きな利点があります。先進国ほど少子高齢化の傾向にあり、労働力不足に大きく喘いでいます。そこに途上国からの移民が来れば、多くの業種で労働力不足を補うことができます。

さらに、移民には国の年金システムを支える力もあります。国の労働人口が増えた分、国の税金収入も上がりますから、国は年金の支払いに困らなくなり、お年寄りに社会福祉を提供し続けることができます。

 

一方で、移民が増えることで文化の違いによるトラブルが増えてしまう可能性があります。移民というのはそもそも、多くの異国人を国に受け入れることなので、言葉の壁、常識の違い、習慣の違いなど、現地の人と混じり合えないことも多いはずです。

もっと危惧するべきことは、職にありつけない移民が増えることで、治安が悪化することです。雇用率の低下はしばしば、治安の悪化に深く関係しています。明日の生活費を稼ぐために盗みをしたり、犯罪を犯したりする移民もいるでしょう。

 

最後に、そもそも移民ができてしまう原因を考えると、国が貧しいこと、内戦や紛争が起こった、出稼ぎなどが思いつきますね。

 

 

 

【第3回】課題の回答例と解説

 

課題Aの回答例

【主題とは何か?】

主題とは、エッセイにおける自分の立場と、そのエッセイ内で論じていく中心の主張を要約した文章のことです。

 

【IELTS Writing Task2の主題で書くべき内容とは?】

トピック文の主張に対して、自分は賛成か?反対か?を明確に示した上で、そう考える理由を簡潔に述べた文章。

 

課題Bの回答例

【主題】

私は動物実験が禁止されるべきだという考えに反対です。なぜなら、医療の発展には動物実験は不可欠であり、まず考慮するべきことは人類の健康と命だからです。

 

【主題の英訳】

I cannot entirely agree with the idea that animal testing should be banned. Because the animal experiment is essential to the development of medicine and the first consideration should be the health and lives of human beings.