映画「パッセンジャーズ」を観た感想、その刹那に彼女は彼との一生を体験した。

 

 

お久しぶりです。こんにちは。

年間100本映画を観る系ブロガーのすぐる(@sugueigo_com)です。

 

パッセンジャーズって映画を観ました。

陰謀系サスペンス映画だと思って観たんですが、180度違いました。

結構スピリチュアル系の映画でした。

 

で、めちゃくちゃ泣いた。

後半の怒涛のネタバレがかなり衝撃的で、いわゆる度肝を抜かれました。

 

途中、ビューティフルマインドとか、イミテーションゲームとか、シャッターアイランド系の妄想系精神疾患的な映画にも感じたんですが、それもまた違いました。

なんか、二度も予想をひっくり返されて少し悔しかったですが、久しぶりに胸が高鳴りました。

 

かなり面白い映画だったので、観てない方はぜひ。

超おすすめです。

※ネタバレ含む感想を書いていきます。

 

 

映画パッセンジャーズの簡単なあらすじ

ある日、乗員乗客109名が犠牲になる無惨な飛行機事故が起きました。

そんな中で、奇跡的にも5名の乗客が生存します。

 

死を目の前にするような恐怖体験では、人の心はおかしくなってしまいます。そんな、生存者のカウンセリングをするために、一人の女性が病院に向かいました。

彼女の名はクレア。この映画の主人公です。

 

クレアとエリックの初めての出会い

エリックは飛行機事故の生存者の一人でした。

エリックはとてもハンサムな見た目で、筋肉隆々、笑顔も素敵なチャーミングな男性です。

飛行機事故という恐怖体験で、エリックは一種の躁状態になっていました。

あまりの恐怖を忘れるために、人間の心が取る防御システムです。

躁状態のエリックは美しすぎるクレアを見て口説こうとします。

呆れ顔のクレアは、「大丈夫、安心して、少し落ち着いたらまた話してちょうだい。」と言い残し、病院を後にします。

 

意見が分かれる生存者たち、事故の原因は?

その日、クレアは事故生存者たちとのグループセッションでした。

事故当時のことを患者たちに話させ、気持ちを少し和らげてあげるためです。

しかし、患者の意見が別れます。

事故当時、「飛行機は上空でエンジンが爆発した。」と話す患者もいれば、「いや違う。上空では何もなかった。飛行機はそのまま墜落した。」と説明する患者もいます。

記憶が曖昧なのは普通のこと、と話すクレア。

でも、どうも“”何か””がひっかかるようです。

 

原因はパイロットのせい、飛行機に不備はなかったと主張する航空会社

その後、事故を起こした航空会社は「事故当時、パイロットはとても疲れていた。さらに、パイロットは離婚問題も抱えていて精神的に不安定だった。」と説明します。

さらに、「飛行機に不備はなかった。」と強く主張します。

というのも、この航空会社は前にも事故を起こしており、その時は飛行機の整備不足が事故の原因でした。だからもし、また同じミスを繰り返していたとしたら、取り返しのつかないことになります。

なので、航空会社は必死にパイロットに責任をなすりつけようとしているのでは?とクレアは感じていました。

何か大きい陰謀に巻き込まれているのではないかと・・

 

エリックと徐々に距離を近づけていくクレア

そんな状況の中で、クレアは患者のカウンセリングを続けていきます。

特に、生存者の一人であるエリックとは、セラピストと患者という一線を超えるような関係に発展していきます。

この二人が徐々に近づいていくシーンの数々は、とてもドキドキしました。(余計な感想すみません。)

エリックに誘われ、夜の海へボートで飛び出し、さらに夜の海に飛び込むシーンは、ドッキドキでした。

それが二人が初めて一番近づいたシーンです。

他にもたくさんシーンはあり、

エリックはいつもクレアのことを口説いていました。

が、クレアはずっと拒否し続けていました。

でもクレアも内心ではエリックのことが好きになり始めていて、ダメとは分かっていても引かれていく、そのアンハサウェイの演技力はバケモンでした。

 

暴かれる真実、消えていく生存者と6人目の生存者

クレアがカウンセリングする生存者たちが一人一人姿を消していきます。

それを怖く思ったクレア、航空会社がもみ消しをしていると感じます。

そんなクレアの元に、一人の男性が現れます。

その男性は元々クレアと生存者たちのストーカーをしていたので、クレアは警戒するあまり、一目散に逃げようとします。

しかし、男性は「私は生存者の一人だ。記憶がない。助けてくれ。」とクレアに泣きながら訴えます。

そして、男性は「飛行機は確かに上空で爆発した。俺ははっきりと覚えている。」と言います。

クレアの航空会社に対する不審が、確信に変わります。

男性とクレアは一緒に航空会社の責任者らしき男の所へ行き、「あれは事故だった。パイロットのせいじゃない。爆発があったんだ。」と言い寄ります。が、責任者は二人を振り払い、「当時、パイロットはとても疲れていたんだ。」と強く言い返します。

 

本当の真実

さっきまで言い争いをしていた3人、しかし、クレアが後ろを振り返ると、そこにいたはずの一緒に来た男性の姿はありません。

不思議に思うクレア、少し疲れているんだと感じ、信頼している刑事の元へ行きます。

そこでクレアは、「航空会社が隠蔽をしようとしている。6人目の生存者がいて、爆発を見たと言っている。」と泣き出しそうな顔で刑事に必死に訴えます。

しかし刑事は、「パイロットが疲れていたんだ。」「君が航空会社の責任にしようと取り憑かれているのはなぜだい?」と返します。

言葉を失うクレア、「あんたもグルなのね。最低。」と言い放ち立ち去ります。

家に着いたクレア、そこで再び航空会社の責任者らしき男に会います。その男は、「全て俺のせいなんだ。俺が悪いんだ。」と言い残し消えます。

驚くクレア、ふと後ろを振り返ると、彼がカバンを置き忘れてるのに気が付きます。

そこから出てきた資料を見たクレア、あまりの衝撃に絶叫し崩れ落ちます。

クレアが見たのは、事故当時の飛行機の搭乗者リストでした。そこにはクレアの名前もあり、乗員乗客、全員死亡と書かれているのでした。

 

【ネタバレ】エリックと隣席に座るクレア

事故当時、クレアは飛行機に乗っていました。

隣の席にはエリック。

飛行機内で楽しくお喋りし、仲良くなった二人。

飛行機を降りた後も会う約束をします。

ニヤついた顔のクレアは飛行機の中を見渡します、すると、今まで物語に登場していた人物たちがいます。

生存者たち、6人目の生存者、道路ですれ違った人々。

そして奥の方には、パイロットの姿をした例の航空会社の責任者らしき男の姿があります。

・・・・

・・・・

・・・・

しかし次の瞬間、窓の外を見たクレアは飛行機のエンジンに火がついているのに気がつきます。

顔の表情が一瞬で崩れ、クレアは泣き叫び過呼吸になります。

その瞬間、飛行機が大きく揺れ、機内は停電、酸素マスクが落ちてきます。乗客は大パニック、みんなそれぞれに死を覚悟し、最後の瞬間を過ごします。席に着いた乗務員も、目から涙を流し、ひどく泣いています。

そんなクレアをエリックは、「諦めるな、俺たちは帰れる。」と励まします。

そして、対ショック姿勢になるようクレアに言い、励まし続けます。

そして、この表情のエリック。

そんなエリックを見るクレア。

少しづつ落ち着きを取り戻します。

そして、エリックとじっと見つめ合い続けます。

エリックの目の奥に何かを感じたクレア。

その刹那に、クレアはエリックと過ごした一生を体験します。

デートを重ね、キスをし、海の飛び込み、ボートに乗り、一緒に寝、抱きしめ合い、そんな未来を想像し経験したのかもしれません。

二人が無事に結ばれる世界線があったらなって、何度も思いました。

飛行機は墜落します。

 

 

ぼくの解説

実はこの物語、クレアはずっと幽霊だったようです。

自分の死に納得することができなくて、この世にずっと残っていたんです。

そして、セラピストという立ち位置で、生存者たちをカウンセリングし、事故の原因を追いかける形になっていましいた。

物語に登場した他の人物も、自分の死に納得がいっていない人たちでした。

途中、生存者の周りにはストーカーのような人物がそれぞれに複数人現れるのですが、ストーカーは実は彼たちと一番つながりが濃い人たちで、クレアと生存者たちを迎えにきた者たちだったみたいです。

そして、自分の死を納得した生存者たちから、一人一人姿を消していったんです。

最後に残ったクレアとエリック、二人もその意味を理解し、納得してこの世を去っていきます。

 

 

見つめ合うエリックとクレア、刹那の一生。

ぼくがこの映画を観て一番泣いてしまったのは、最後のエリックとクレアが見つめ合うシーンです。

もう、涙ボロボロで止まりませんでした。

二人が恋愛をし、徐々に結ばれてく様子を映画の前半と中盤でガッツリ観たので、それが現実じゃないと分かって涙が止まりませんでした。

なんて悲しんだろう。

この表情ですよ。。。

もう死ぬと分かっていたクレア、さっきまで泣き叫んで過呼吸になっていたのに、エリックに励まされて落ち着きを取り戻していく様子がなんとも言えなく胸が苦しくなりました。

そしてクレアのこの表情。。。

見つめ合うその刹那の時間に、クレアはエリックとの一生を垣間見たんだと考えると、もうどうすればいいんですか。泣くしかないじゃないですか。

こんな死ぬ前の一瞬の時間でも、人は一生分を体験できちゃうのかなって。

エリックの目の奥をじっと見つめるクレア、きっと何か、”彼に運命のようなもの”を感じたのかなって。

ただ偶然に飛行機で隣の席に乗り合わせただけの二人。

もし別の世界線で出会っていたなら、きっと、うんと幸せになれたのかな。

二人が感じた一生は、ほんの刹那だったけど、その刹那にクレアとエリックは何を感じたのだろうか。

 

今この瞬間を一生懸命に生きるって、簡単なことじゃないけど、決して疎かにしてはいけないことだと思うんです。

ぼくはたちはこの忙しない社会で、今を生きることを忘れ、常に心ここにあらずになっています。

将来を不安に思い、来週の仕事を考え憂鬱になり、はたまた過去の失敗を悔み続け。

 

確かに、過去を反省し、未来を考えることは大切です。

でも僕らが生きているのって、結局今この瞬間であって、そこから目を逸らして生きていてはもったいないと思うんです。

目の前の現実に集中し、今を大切にする。

今一生懸命に努力すれば、未来もきっと明るいはずです。

 

生きていることに心から感謝し、強く生きていかなきゃですね。

 

はい、今日はそんな感じで。

また次の記事も読んでくれたら嬉しいです。