はじめまして、こんにちは。
英語ブロガーのSuguru(@sugueigo)です。
先日IELTSリスニングで7.5を取得しました。
勉強法は実践形式+問題分析のみです。
(現在は8.0まで伸びてしまいました。。)
そこで分かりましたが、
IELTSリスニング攻略は実践練習×アプローチ×問題分析が一番です。
IELTSリスニング試験の形式と問題タイプ
まず先に、IELTSリスニングのテスト内容を振り返ります。
敵を知ることから始めるのが大切ですよね。
IELTSリスニング試験の形式
IELTSリスニングでは4つの大問がでます。
各10問ずつで全部で40点満点です。(テスト時間30分)
大問1と2では日常的な場面の会話が流れます。
大問3と4では大学や教育的な場面での会話が流れます。
ぼくの感覚ですが、大問1はかなり簡単です。
大問3が一番難しい印象です。
大問1では、必ず満点を狙いましょう。
大問3では、4問くらいミスしても構いません。
大問4は少し難しいですが、穴埋め問題が多いので取り組みやすいです。
(諦める人が多いですが、実は結構な得点源だったりします)
試験形式のまとめ。
音声の内容 | テスト時間 | |
大問1 | 友人同士の会話、電話によるお問い合わせ、店員と客とのやりとり | 6~7分 |
大問2 | ラジオ放送、旅行ガイドの説明 | 6~7分 |
大問3 | 学生同士のディスカッション、教授と生徒との会話・相談 | 7~8分 |
大問4 | 教授による講義、研究者の講演 | 7~8分 |
転記時間 | 解答を解答用紙に移す時間(10分間) |
正解数とそれに対するバンドスコア表も載せておきます。
バンドスコア | 正解数/40問 |
8.0 | 35-36 |
7.5 | 32-34 |
7.0 | 30-31 |
6.5 | 26-29 |
6.0 | 23-25 |
5.5 | 18-22 |
5.0 | 16-17 |
IELTSリスニング7つの問題タイプと解き方
IELTSリスニングでは、7つの問題タイプがあります。
- 用紙完成問題(穴埋め問題)
- 制限内の語数で答える問題
- マッチング問題
- 複数選択肢問題
- 図や表の完成問題(マップ完成)
- 文章の完成問題
- フローチャート・表・メモ完成問題
それぞれ詳しく紹介していきます。
① 用紙完成問題(穴埋め問題)
このタイプの問題では、音声を聞いて当てはまる言葉を空欄に書きます。
Write ONE WORD ONLYという指定がある場合、書く英単語は1語だけです。
NO MORE THAN TWO WORDSという指定がある場合は、2語書くこともあります。
この辺は少し難しく感じますが、実際は音声と問題の順番が対応しているので、かなり解きやすいです。
必ず得点源にしたい問題タイプです。
② 制限内の語数で答える問題(穴埋め問題)
こちらも、さっきの問題とほとんど同じです。
大きな違いは、2語だったり、3語だったりの指示がある所です。
聞かれる英単語は数字や名詞がほとんどですが、断定はしない方がいいでしょう。
たまに、前置詞を伴う必要もあるからです。
前後の文章をよく読んで、当てはまりそうな品詞を予測し、めどを立てることが大事です。
③ マッチング問題
マッチング問題は、正しい組み合わせを選ぶ問題です。
例えば上の問題の場合、17番のJoy Parkinsという方の責務として正しいものをA~Fの中から選ぶことになります。
それに関する音声が流れるわけです。
ただし注意事項として、同じ記号を複数回選んでも良い場合もあります。
そこはしっかりと問題文の注意書きを読むことが大切ですね。
④ 複数選択肢問題
複数選択肢問題は、3つの選択肢から正しいものを選ぶ問題です。
音声が流れる前の時間で、質問内容と選択肢を読んでおけば簡単に答えることができます。
ただしこのタイプの問題は、事前に読む量が多いため、苦手意識を持つ人が多いようです。
そこで、一つの攻略法として、音声が流れる前にすべて読むことをやめることです。
だいたい5題くらい出題されるのですが、そのうちの3題だけをしっかり読み込んで理解し、残りの2題は解きながら読むといいかもしれません。
ただ、一番いいのは、読むスピードを上げて読み切ってしまうことですが。
⑤ 図や表の完成問題(マップ完成)
このタイプの問題では、図や表が与えられるので、会話を聞き取って図や表の空欄を完成させます。
15~20番と建物の名前がズラっとあります。
それがマップ内のどこにあるかをA〜Iから選びます。
ほとんどの場合、番号の順番に説明されるので、実は得点しやすい問題タイプでもあります。
⑥ 文章完成問題
文章完成問題は、用紙完成問題とほぼ同じです。
空欄に当てはまる正しい英単語を聞き取ります。
大問の4つ目にくることがほとんどです。
3語で書かされる場合もあるので注意が必要です。
⑦ フローチャート・表・メモ完成問題
このタイプの問題は、マッチング問題に少し似ています。
会話を聞き取って、フローチャートを完成させます。
つまり、音声を聞き取り、26〜30に当てはまるものをA~Gの中から選びます。
IELTSリスニングテストの注意点
- 音声は、イギリス、アメリカ、オーストラリア、インドなど世界中様々なアクセントで流れる
- 音声は全て1回しか流されない
- スペルミスをした場合は失点する
- 文法のミスも失点する(複数形に注意)
- 指定された語数を守れないと失点(2語だけのものを3語で答えてしまう)
- 雑な文字や読みにくい文字も失点対象
IELTSのリスニングでは、様々なアクセントで音声が流れます。
普段から慣れておく必要があります。
音声は1回しか流れないので、集中力が重要になってきます。
また、IELTSは文法ミスやスペルミスにうるさいです。
英単語を正しくキレイに書く必要があります。
(これすごく重要です。)
以下のことは減点対象にはならないです。
- 大文字や小文字(Sunday, SUNDAY, sunday)どれでもてOK!ただし統一すること。(”SuNDay”はダメ。)
- 句読点の使い方(8:00 pm, 8.00 p.m. )どちらでもOK。
- イギリス表記、アメリカ表記(realizeとrealise, theaterとtheatre)どちらでもOK。
IELTSリスニング試験の攻略法|アプローチの仕方
ここでは、IELTSリスニングの攻略法を話していきます。
具体的には、以下のことについて話していきます。
- どういう風に問題に取り組めばいいのか?
- どうすれば効率良く問題が解けるか?
- 裏技的な攻略法はあるのか?
他にもたくさんノウハウを共有していきいますので、ぜひ読んでみてくださいね。
❶:音声が流れる前に質問文や選択肢をサッと読もう
IELTSリスニングを攻略する上で、一番大切なことは、問題と問題のスキマ時間を有効活用することです。
高得点を取れる人と取れない人の差はここで決まります。
IELTSリスニングでは、音声が流れるまでに少し時間があります。
その時間でサッと質問文や選択肢を読んでおきましょう。
ぼくは音声が流れる前に、質問文や選択肢の内容を完全に理解しています。
音声を聞きながら選択肢を読むのは絶対にダメです。
とうてい間に合いませんし、集中力が半減して、音声をちゃんと聞き取れません。
一番大切なことは、音声が流れている間は、音声に集中することです。
音声が流れている間に、あれこれ考えてはいけません。
したがって、次のように問題にアプローチするのが、セオリーだと考えています。
① スキマ時間でサクッと問題を読み把握する
② 答えになりそうな品詞など目星を付けておく
③ 音声に集中して聞き取る
④ 答えを聞き取った瞬間に紙に書く
これの繰り返しです。
また、大問と大問のあいだは30秒ありますので、この時間は有効に活用したいですね。
❷:空欄の前後を見て、選択肢を絞り込む!
空所の前後の品詞を見ることで、答えを予測することができます。
悪くても、動詞か名詞か?が分かります。
また空所の前後でキーワードになりそうな単語をチェックしましょう。
例えば、空所の前が動詞だった場合、ぼくはその動詞をチェックします。
すると、音声でその動詞が言い換えられて聞こえてきます。
あとは、それに続く英単語が正解になるパターンがほとんどです。
このようにIELTSリスニングでは、答え自体を聞き取っても意味がありません。
なぜなら、ダミー(罠)であることがほとんどだからです。
したがって答えより、前後の動詞や文章をマークし、その内容の言い換えに続く英単語が答えになることが多いです。
これめちゃくちゃ使えるので、練習を重ねて一度経験してみてほしいです。
❸:正解の選択肢は”言い換え表現”になっている!
選択肢の問題では、聞こえてきた単語にすぐ飛びついてはいけません。
先ほども少し似たことを話しましたが、
なぜなら、聞こえてきた単語はほぼほぼ100%ひっかけだからです。
本当に正しい答えは、必ず言い換えられています。
IELTSリスニングでは常に言い換え表現に注目しましょう。
例えば、選択肢問題などで、選択肢に“The seat is booked”があるとします。
もし仮にこれが正解の選択肢の場合、
音声では、”Rserved table”のような感じで聞こえてくるはずです。
そうしたら、“The seat is booked”が正解の答えになるわけです。
逆に、音声で“The seat is booked”と聞こえてきたら、ほぼほぼ100%ダミーでしょう。
よく注意して、後続の音声を聞き取りましょう。
❹:答えはメモ程度に書き留めておく!
IELTSリスニングでは、最後に10分の転記時間があります。
正しい答えはその時間を使って書くほうがいいかもしれません。
答えを書いてる間にも音声は進んでいっちゃうからです。
それでは、音声を聞き逃してしまいます。
だからぼくはいつも、問題冊子にメモ程度に書き留めています。
スペルが分からなくても、曖昧でいいから書いておきます。
最後の10分で見直しができるので、その時間でじっくり思い出します。
ただし、近年PC受験などが増えてきて、様式も変化してきています。
要は、大切なことは、音声を聞き逃さないことです。
それさえできていれば、どんなやり方でもOK。
自分のやり方を見つけてみてください。
❺:できなくても引きずらない!すぐに気持ちを切り替えよう!
聞き取れなかったらしょうがないです。
すぐに忘れて、気持ちを切り替えることが重要です。
このマインドは高得点を狙う上ではめちゃくちゃ重要です。
小さいミスは気にしない、すぐに次にいく。
間違いを引きずっていては、答えられる問題もできません。
だからリスニングでは全問正解を目指す必要はありません。
間違えてもOK。
気を楽にして臨みましょう。
IELTSリスニングの効果的な勉強法
では最後に、勉強法について少しだけお話しをしていきます。
ぶっちゃけ、IELTSリスニングの勉強法はものすごくシンプルです。
特別なことをする必要は一切ありません。
とにかく練習問題をたくさん解く、これだけです。
IELTSリスングで高得点を目指すためには、「問題分析」と「アプローチの仕方」の方が100倍重要です。
したがって、最も理に適った勉強法というのは、問題にアプローチする訓練を積み重ねることなのです。
そして、前の章で紹介した、さまざまな問題タイプに慣れることです。
そのためには、実践練習を繰り返す、それが一番です。
ということで、これを意識して、1日1つは問題を解いていきましょう。
公式の問題集だとさすがに練習量が足りませんので。
Youtubeで「IELTS listening practice」と検索すればたくさん練習問題がヒットします。
英語のシャワーを浴びよう!おすすめのYoutubeチャンネル
英語に親しむために、ぜひ毎日英語のシャワーを浴びましょう。
おすすめのYoutubeチャンネルを3つ紹介します。
Geography Now!
英語でのオーディオブックです。
作業用BGMなどとして、聞き流しておきましょう。
流暢な英語が聞けて、地理の知識も付きます。
イングリッシュwithルーシー
美人なルーシー先生の英語がたくさん聞けます。
ルーシー先生はイギリス出身なので、イギリス英語の発音に慣れることができます。
とにかくルーシー先生は話すのが早いので、相当耳が鍛えられます。
Kurgesagt – In a Nutshell
超面白いですよ。
動画のクオリティがいちいち高い、海外の雑学?チャンネルです。
身近な不思議のあれこれを噛み砕いて解説してくれます。
好奇心をそそられて、楽しい。
「問題分析」×「練習量」が一番大切
IELTSリスニングは「問題分析」×「練習量」が一番です。
そして、問題へのアプローチの仕方です。
それができれば十分です。
あとは、毎日継続して練習をしよう!
ぼくが7.5というスコアが取れたのは、結局毎日練習したからです。
毎日問題を解いてると、だんだん分かってくるんです。
「あ、この問題はこのパターンだな」とか、
「はいはい、そういうひっかけね」とか、
「この問題の答えはこれになるなあ」みたいな。
大切なのは”毎日コツコツ”です。
正直、これに勝る勉強法も攻略法も存在しません。
2ヶ月も続ければ、嫌でも高得点が取れるようになります。
がんばろう!ぼくはあなたを応援してます!
ぼくはこの記事を読んで下さったあなたを応援しています。
ぼくは当時、孤独が一番辛かったです。
誰か一人でも応援してくれる人がいたらなって思っていました。
IELTSは孤独との戦いでもあります。
IELTSを乗り切った先に、必ずいいことがあります。
負けずに頑張ってください。
IELTSライティング 完全攻略 講座
IELTSライティングが完全攻略できるオンライン動画コースを公開しました。
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こちらの講座では、IELTSライティングで6.5以上を取るための全てが学べます。
その具体的な方法と考え方を
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気になる方は>>早めのチェックをおすすめします。
なぜなら上限部数が限定だからです。
海外進出までの時間とお金を大幅にカットできますので、
IELTSを本気で突破したい方は見て後悔はさせません。